WAKASAメソッド

WAKASAメソッドとは

若佐久美子が、クラシックバレエ指導者として30年にわたり多くの生徒を指導してきた経験から必要性を感じ「フェルデンクライス・メソッド」の理念をもとに、スポーツやダンスの指導者、または指導者を志す者に向けた身体訓練指導法。
どうして同じように指導しても出来る子とできない子がいるのか。何度言っても理解できない生徒は何が足りないのかを探求し、理解し、解決方法を見つける手伝いをいたします。

WAKASAメソッド受講者の声

K.Mさん「若佐メソッドを学び指導者として何が変わったのか」

現在、クラシックバレエおよびアイススケートに取り組むクライエントの治療を実践している。しかし、これまでリハビリテーション領域で学んだ解剖・運動・生理学的知識のみでは、クライエントの要望に応えることは難しいことを日々経験する。特に手の動きによる表現力向上については顕著であり、自らの課題の一つであった。若佐メソッドを学び、口腔や舌の動きが上肢帯の動きに関連し、パフォーマンスの低下や向上に関係していることは大変興味深い学びであった。口を強く閉じ歯を食いしばる選手の手は硬く、自由度が制限されていたことを思い起こすことができた。上肢=口(舌)と単純な方程式ではなく、上肢を治療するために、いかにその他の部位に目を向けられるかという視点は、その他の部位や競技に応用できる指導者として知識・技術の変化・成⾧であったと考える。

また、コースの中での行われた受講者とのディスカッションは、知識・技術とは異なる観点で学びがあった。“指導者として”をキーワードに、心構えから声掛けの具体例など議題が挙がった。生徒のモチベーションを挙げることは必須であるが、異なる分野で活動されている指導者の苦労話や指導の実際まで、答えが出ない意見交換だけでも刺激的であり様々なアイデアをいただいた。また、講師の若佐先生は、生徒に『なるほどね』と声をかけることを様々な場面で紹介されていたことを記憶している。生徒の考えを尊重し、指導できるタイミングを探る(待つ)ことは大変難しい。このことから、学んだことを上手く文章に書き起こすことが難しいが、私自身の指導実践に活かされ今後も発展できると感じている。私自身は発展途上の指導者であるが、若佐メソッドを学び“指導できるタイミングを探る(待つ)”ことを学べたことが、知識・技術とは異なるマインドとしての成⾧であると考える。

T.Mさん「WAKASAメソッド オンライン講座を受講して」

2021年のおよそ10カ月の若佐メソッドのオンライン講座を受講して、指導者として何を得たのか、何が変わったのかという点ですが、大きく3つの点が頭に浮かびます。

まず1点目は、「待つ」という体制を取ることができたことです。
生徒の動きや言動に対して、生徒が何をしたいのか、何をしようとしているのか、その意図や意思をこちらが捉えるこる時間をかけられるようになったことかと思います。
生徒の行動を観察して、その意図を考えて、こちらからのアドバイスを投げかける。あるは、更に生徒が気づくことを待つ。それは、講座を受講するときには、自分は生徒だったのですが、多くのセッションから、自分自身を待つこと、自分で変化することを待つこと、そういう経験を踏むことによって、そして、さらに言語化して、同期の仲間にかみ砕いて発言することで、自分がさらに考えて物事を捉えるようになってきていました。

2点目は、意識の変化が、動きの変化になることを認識したことです。プリエは、膝を曲げる動作ではなくて、床を押す動作ですが、さらには、踵を意識して押して膝が伸びたとき、さらに上の半身は、引き上がっていく。たぶん、今までは、プリエは下半身の意識が強かったと思いますが、ATMにて、踵で床を押すことからのスタートで、上半身までの変化に広がっていきました。小さな意識の変化で、大きな動きの展開を感じることができました。

3点目は、レッスン指導で、骨を常に意識するようになったことです。今までも注意している場合は多かったですが、講座後には、肋骨、骨盤、踵、座骨など頻出した骨について、レッスンで言及することが多くなりました。骨は、多くの場合、外部から触れるため、生徒もわかりやすく感じることができたと思います。筋肉ではなくて、骨という部分が明確でした。
また、座骨で歩いたり、肋骨を動かしたりする動きは、バレエのレッスン以外のエクササイズを提示することができて、新鮮な感想ももらえました。生徒からの素朴な質問や意見なども、フィードバックすることができて、また、次の動きやダンスへの転換時には、いままで曖昧だった方向性や指導言語を振り返ることができました。

以上ですが、全体として、やはりATM時の声掛けの難しさを本当に痛感します。若佐先生がよどみなく声をかけておられ、また、時にはじっくりと待っていることなど、自分で体験して、本当に難しかったです。同期の皆さんを動かすには、どうしたらいいのか、どう伝えたらこちらの意図する方向に動いてくれるのか、本当に大変です。また、何も指示をしない時間、たぶん1分程度かと思いますが、その時間を待つ間に、何か話していないととても不安でした。こちらが待つことに慣れないと、いつまでも、先走った指導になってしまう、ということが、よくわかりました。これは、何度も、何回もの経験でクリアーになるものなのか、不安ではありますが、少しずつでも進めていけたらと思います。

 最後になりますが、講座を受けて、若佐先生の真摯な指導を受講することができて(まだ終わっていませんが)少しでも、前向きに学んで指導していく姿勢に近づけたら嬉しいと思いました。
何をしたら、どうなるという部分だけでなく、何かに気づいて、どう考える、という点もこれからも徐々に学んでいけたらと思います。今後とも宜しくお願いします。

K.Kさん「WAKASAメソッドを受講して」

WAKASAメソッドを受講する前

私は高校を卒業して体操の指導をしていくとなった時に、大学に行ってスポーツインストラクターなどの資格を取ったわけではないし、自分が教わってきた理論や感覚、トレーニングメニューを伝えていくということしかできませんでした。
もちろん私が選手の時に教わってきたことは私自身の宝物だと思っているし、体操の技術は今後も伝えていきたいと思っています。ですが、指導をしていくうちに、自分の感覚を人に伝えることの難しさや出来ないのは筋力が足りないからだと思い、トレーニングをさせればムキムキになり、さらに動かしにくくなる体、と選手ができないことをただただ怒って、また怒ってしまったことを後悔しての繰り返しでした。

WAKASAメソッドを受講して

はじめて受講してからはアップの前に、人間の体にはどんな骨があるのかお互いに触ってみたり、寝転がって床にくっついている骨はどのくらいあるのかというのを感じてみるということをしてから練習に入るようにしました。
今までは人の感覚のズレに気づかず、感覚を伝えるという指導しかしていなかったので、そこでの選手と指導者の食い違いが多々ありましたが、「骨」という共通認識をもって指導することによって、伝わりやすさが格段に変わりました。
また、「否定をしない」ということをしていったことで選手とのコミュニケーションがとてもとれるようになりました。今まで選手がなかなか出来ないことや指導者が質問をしたことに対して、とんちんかんな答えが返ってきたときに怒ってしまうことがとても多く、怒られることを恐れ、本当に思っていることが言えなくなっていたように感じていました。
WAKASAメソッドの中で、「とんちんかんな答えが返ってきても、そんな考え方もあるんだ。と認めてあげる」というのをはじめは気恥ずかしく感じなかなかできなかったですが、小さなことから認めてあげることによって、わからないことを選手側から聞いてくれるようになりました。聞いてくれるようになったことで、「あ、ここは理解ができていなかったんだな」と認識することができるようになりました。

技術面でも大きな変化がありました。去年までは県外の大会では評価してもらえていた美しさ(Eスコア)の部分が、県内の大会になると汚くても技をやった子を評価しましょうという風習があり、県外では勝てていた子に勝てないという悔しい思いをたくさんしてきました。ですが、WAKASAメソッドを取り入れて無駄な筋力を使わなくなったことで、技の質がさらによくなり、県内でも評価をしてもらえるようになりました。

また、毎回大会に出ると緊張で実力が出せていなかった種目もあり、そこでの気持ちの切り替えができず、次の種目に引きずってしまうということがあったり、自分がライバルだと思っている選手の得点を気にしてしまい、そこで自分にプレッシャーをかけているような感じがしていました。
ここ最近の大会では選手全員が「とにかく楽しかった」と言えるようになったこと、他の選手の得点を見ても自分なら大丈夫と自信を持って演技が出来るようになったこと。どれもとても大きな変化です。

I.Sさん「WAKASAメソッドレポート」

このメソッドを受講する以前は、特に自分のからだの状態を気にして踊ったり、生活したりしていなかった。ただ、朝起きた時の腰が痛い、膝が痛いなどの痛みにしか意識を向けていなかった。自身のボディラインが知らず知らずのうちに歪んでいることや、無駄な力を入れてしまっていることに気付かされた。身体の些細な変化に目を向けること、感じることでどんどん自分の体が変わっていく感覚が嬉しく感じた。本に書いてある質の良い動きとは何か、その答えがこのメソッドを通して理解できたと思う。

特に自分の内面として変わったことといえば、生徒としての受け身の自分から、教える立場になる指導者としての意識が現れたことだと思う。指導することは、私には向いていないと今まで思い続けてきた。けれども、このメソッドを受け、自分の思ったことや他の受講生との会話をしていくうちに、自分の思っていることや考えが他の人にとってのヒントになりうると気づき、少しずつ指導に対する抵抗が薄れてきた。人に教えるというより、自分の経験や考えを活かして相手に対してベストな方向性を一緒に考えることが指導なのだと思う。

このメソッドのように生徒自身の考えや思いを引き出して、否定をせず、寄り添って一緒にベストな方向へ導けるような指導者に近づけたらと思っている。また、今の自分にはまだ学びたいことがたくさんある。色々な知識や経験がいつか自分以外の人の糧になると信じて、これからもこのメソッドの考えをもとに学んでいこうと思う。

M.Cさん「指導者として何が変わったか」

私自身、変わったことは2点ある。1つ目は「選手を否定しない」ということを念頭において指導するようになったこと。「問い」を投げかけて、答えが返ってきた時、どんな答えであったとしても一旦受け止める。その上でどのように導いていくのかを考える。すぐに正解に辿り着けるわけではないが、自分自身で答えを探そうとすること自体がとても重要で、実は成長への近道でもあると思う。

指導を始めて20年以上経って、「自分自身で答えを探すことの重要性」に気付いてはいたが、それが「選手を否定しない」ことと繋がっているということは、メソッドで学んだことである。それは、選手に「受け入れてもらえる」という安心感を与えることでもあり、個として尊重することでもある。

指導歴が長くなってきたからこそ、その重要性が身に染みてわかるのかもしれないが、若い頃、このことに気付いていればあの失敗はなかった・・等々思うことが沢山ある。

2つ目は、理屈ではなく理論で指導できるようになったこと。メソッドを始めて2~3ヶ月は断片的にしか理解できなかったことが、この1年で繋がってきているのを感じる。まだ完全ではないので、1つの動きに対して自分の理解が本当に正しいのか、若佐先生にご助言をお願いしないといけないことは多々ある。動きの面では繋がっていても、新体操特有の手具とのバランスについてはこれから模索していかなければならない。しかし、例えば何か選手に出来ないことがある時、どのようにアドバイスすればいいのか、考える過程が自分の中で変化してきた。

昨年、「若佐メソッド」の勉強と並行して「日本スポーツ協会公認コーチ4」の勉強をし、資格を取得した。現在日本スポーツ協会が提唱している「プレーヤーズセンタード」の考え方は、まさしく若佐メソッドの根底の部分と一致していた。「若佐メソッド」で学んだことは、スポーツ界でもいかされると感じた。このような機会を与えてくださった若佐先生、また1年間共に学び、様々な刺激を与えてくださった受講者の皆様に感謝申し上げたい。

会場: オンライン及び、ラルジェス本社(松江市)
開催日時: 2022年4月からを予定。(現在準備中)
参加資格: 20歳以上の男女。
取得に必要な期間: 11か月~12か月
オンライン: 1回3時間×19日(基本的に、月に2日を9が月半。)
※指定された時間に受講不可能な場合、録画されたものを見て後日、意見、質問が可能です。
オフライン: 1回5時間×3日
参加費用: 198,000円(税抜)※全行程
認定書: 全行程を受講したものにはディプロマを授与する。
指導者: 若佐久美子
クラシックバレエ教師(指導歴32年)。フェルデンクライス国際公認指導者。
主催: 株式会社ラルジェス
注意事項: 一旦納入された参加料は、講習日程途中で受講を中止した場合でも返金いたしかねます。

WAKASAメソッドのお問合せはコチラ