WAKASAメソッド

WAKASAメソッドとは

若佐久美子が、クラシックバレエ指導者として30年にわたり多くの生徒を指導してきた経験から必要性を感じ「フェルデンクライス・メソッド」の理念をもとに、スポーツやダンスの指導者、または指導者を志す者に向けた身体訓練指導法。
どうして同じように指導しても出来る子とできない子がいるのか。何度言っても理解できない生徒は何が足りないのかを探求し、理解し、解決方法を見つける手伝いをいたします。

WAKASAメソッド受講者の声

パティオダンススクール(東京)

昨年、WAKASAメソッド1期生として、約10ヶ月のオンラインセミナーを受講し、最終日2日間は若佐先生の地元スタジオ(島根県松江市)にて対面式のセミナーを他の受講生さん達と一緒に受講致しました。
オンラインである程度、これまでの考え方とは違うものの見方が出来るようになっていたつもりでしたが、対面式の講習を受けて更に「あぁ、奥が深い」と感じ、このメソッドの大切さを実感いたしました。
ですが、現場で実際に生徒さん達に向けて取り組むには多少の迷いと時間がかかりました。

普段これまでと違うWAKASAメソッドを、取り入れると生徒の中には、「何故今までした事のない事をやらねばならないんだ。早く普段の練習を、させて欲しい」「どういう目的でこれをするのか」と言うような声が少なからず感じられ、なかなか取り入れる事が出来ずにいました。

ところがある時、偶然に、いつもより生徒が少ない日がありました。
この時、時間もたっぷりあるため、意を決してWAKASAメソッドで習った床での簡単なワークをさせてみました。
すると、生徒達の反応は私の想像を超えて素晴らしい気付きをもたらしてくれました。
そこから自信を得た私は、次々にクラスに取り入れていきました。
キッズクラス(年少の子達)のレッスン内容はWAKASAメソッドのカリキュラムに沿って行った結果、子供達は笑顔が増え、クラスの始まる前から遊びながら取り組む姿勢を見せ始めました。
また、先日には個別に指導を希望されるバレエ経験者(大人趣味のバレエ)の方をみさせていただく機会を得、普段習っていらっしゃるであろう事をお教えするよりも、このWAKASAメソッドを取り入れてお教えしてみたところ、これまでに一度も成功した事のなかった難しいテクニックも難なくこなす事が出来たと喜んでいただきました。
その方は「実は数日前からギックリ腰気味でレッスン前までは痛みが伴っていた。だけど、レッスン中、気になる事がなかった上に、レッスン後全く痛みがない」との嬉しいお言葉を頂きました。
「しっかり骨で身体を支える。筋肉のことを言わない」というロジックの元、しかもそれを指導者は注意を払いながらも強制するのではなく、本人が知らず知らずに取り組めるよう導くというこのWAKASAメソッドを改めて見直す事となりました。
自分の指導で生徒の満足感が足りないと自分もイライラします。
ですが本当に指導方法を変えていったお陰で、自分にとっても、生徒さんにとっても素晴らしい時間を過ごせた事に感動を覚えます。
これからも、しっかりWAKASAメソッドに沿って、自分のバレエの現場で培ってきたことを更に活かしていきたいと思います。

岸 花那子さん(器械体操指導者)

WAKASA メソッドを取り入れて1番変わったのは私自身のような気がしています。
指導歴が浅いというのもあったと思いますが、とにかく厳しくこうなっているからこうしなさい!と”やらせてきた”という感じでした。
WAKASA メソッドを勉強してからは、コミュニケーションをとることを心がけていてどんな風に感じたかを聞くようにしています。
コミュニケーションをとることでわかっているだろうと思っていたことが実際はわかっていなかったり、、、
今は指導者と選手の捉え方のズレが少なくなってきたように思います。

今までは自分の体重をコントロールしないといけないから筋トレは必須だ!と思っていましたが筋肉で無理にコントロールしているものは美しく見えないなと思うようになりました。
先日、審判講習会があり今はアメリカのように技をたくさんするよりもロシアのような美しい演技を評価しましょうartistic gymnastics であるべきだというお話がありました。
次の練習の時からアップを少し変えてみましたが、選手が自分の身体のことが前よりもわかるようになってきていて、変更してもすぐに適応できていました。

体操は自分の身体で表現するスポーツだからこそ自分がわかっていないと難しいなと改めて感じています。

2点目は、意識の変化が、動きの変化になることを認識したことです。プリエは、膝を曲げる動作ではなくて、床を押す動作ですが、さらには、踵を意識して押して膝が伸びたとき、さらに上の半身は、引き上がっていく。たぶん、今までは、プリエは下半身の意識が強かったと思いますが、床でのレッスンにて、踵で床を押すことからのスタートで、上半身までの変化に広がっていきました。小さな意識の変化で、大きな動きの展開を感じることができました。

3点目は、レッスン指導で、骨を常に意識するようになったことです。今までも注意している場合は多かったですが、講座後には、肋骨、骨盤、踵、座骨など頻出した骨について、レッスンで言及することが多くなりました。骨は、多くの場合、外部から触れるため、生徒もわかりやすく感じることができたと思います。筋肉ではなくて、骨という部分が明確でした。
また、座骨で歩いたり、肋骨を動かしたりする動きは、バレエのレッスン以外のエクササイズを提示することができて、新鮮な感想ももらえました。生徒からの素朴な質問や意見なども、フィードバックすることができて、また、次の動きやダンスへの転換時には、いままで曖昧だった方向性や指導言語を振り返ることができました。

以上ですが、全体として、やはり床でのレッスンの声掛けの難しさを本当に痛感します。若佐先生がよどみなく声をかけておられ、また、時にはじっくりと待っていることなど、自分で体験して、本当に難しかったです。同期の皆さんを動かすには、どうしたらいいのか、どう伝えたらこちらの意図する方向に動いてくれるのか、本当に大変です。また、何も指示をしない時間、たぶん1分程度かと思いますが、その時間を待つ間に、何か話していないととても不安でした。こちらが待つことに慣れないと、いつまでも、先走った指導になってしまう、ということが、よくわかりました。これは、何度も、何回もの経験でクリアーになるものなのか、不安ではありますが、少しずつでも進めていけたらと思います。

 最後になりますが、講座を受けて、若佐先生の真摯な指導を受講することができて(まだ終わっていませんが)少しでも、前向きに学んで指導していく姿勢に近づけたら嬉しいと思いました。
何をしたら、どうなるという部分だけでなく、何かに気づいて、どう考える、という点もこれからも徐々に学んでいけたらと思います。今後とも宜しくお願いします。

千羽真理子さん(新体操指導者)

WAKASAメソッドを取り入れて指導するようになって、選手の動きの質が上がってきているように感じる。

選手の動きを修正したいとき、筋肉ではなく骨の動きを理解した上で正しい動きへと促す。そして人骨模型を使って実際の骨の動きを確認しながら指導することで、選手の理解がより深まり、質の良い動きへと導くことができる。

WAKASAメソッドを受講したことで、今までの指導現場での悩みが少しずつ解消されてきているような感覚がある。今までとは違った目線で物事を捉えることができるようになり、考える過程が変わってきていることを実感している。

今後もWAKASAメソッドで学んだことをいかし、選手1人1人の成長の手助けができるよう努めていきたい。

相原清花さん 「WAKASAメソッド学んで」

私がWAKASAメソッドを学んで、一番変わったと思えることは、ものの見方を変えることができるようになったということです。何か問題に直面した時にこれまでは困ってしまうばかりだったのが、自分で解決しようと思えるようになりました。
WAKASメソッドは筋肉でなく骨を考えていくので、必要のない筋肉が落ち、きれいな体のラインが出せる様になり、質の良い体の使い方ができるようになってきたように思います。

私は対人関係でも以前は、「この人はちょっと苦手だなぁ。」と第一印象で決めていた人生でしたが、「この人の良いとこはなんだろう」「なぜこのような態度をとるのだろう」と相手の気持ちを考えようとすることができるようになりました。そうしたら苦手だと思っていたり、嫌だと思う事が少なくなり、すぐにシャットアウトするのではなく、見方を変えることで、見える景色も変わったように感じます。
指導の現場でも、「何か変だなぁ」「なぜできないのかな」、と悩んだときに違う角度から問題を考えることで、少しは適切なアドバイスを伝えられるようになったと思います。
見方を変えるというのは言葉では簡単に言えますが、実際にやるのは大変でした。
特に今までの成功体験などがあると、新しいやり方、考え方をやろうとするのはとても勇気のいるものでした。
変えているつもりでも、結局は耐えているだけというのが長く続きました。でも素直になって受け入れることができた時、自分が変われた気がしました。
「受け入れる」ことはこのWAKASAメソッドでの体を感じるという時間があったからできたのだと思います。
まわりを気にせずに今の状態、今の自分と向き合うことで自分自身を受け入れること、何かを受け入れるにはまず自分で自分を受け入れてあげなければいけないということに気付きました。

WAKASAメソッドで踊り方だけでなく人としても成長できたように思います。
まだまだこれからも成長し、明るい世界が広がっていくように頑張っていこうと思います。

会場: オンライン及び、ラルジェス本社(松江市)
開催日時: お問合せください
参加資格: 20歳以上の男女。
取得に必要な期間: 6か月
オンライン: 1回3時間×12日(基本的に、月に2日を9が月半。)
※指定された時間に受講不可能な場合、録画されたものを見て後日、意見、質問が可能です。
オフライン: 1回5時間×2日
参加費用: 198,000円(税抜)※全行程
認定書: 全行程を受講したものにはディプロマを授与する。
指導者: 若佐久美子
クラシックバレエ教師(指導歴32年)。フェルデンクライス国際公認指導者。
主催: 株式会社ラルジェス
注意事項: 一旦納入された参加料は、講習日程途中で受講を中止した場合でも返金いたしかねます。

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